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2023/08/08
好きなだけ音楽を楽しめる「防音室のある住まい」をご紹介します!
コロナ禍を経て、家でできる新しい趣味を始める方が増えています。「料理」や「おうちフィットネス」などと並び、「楽器演奏」も人気を伸ばしています。そこでじわじわと注目を集めているのが「防音室」です。時間や環境を選ばずに自宅で思いっきり音楽を楽しめる空間です。
今回は、ドラムが趣味というオーナー様の「防音室」を備えた住まいをご紹介します。防音室のある個性的なこの住宅、一体どんな様子なのでしょうか。
お住まいの外観・内装は?
外観は、モスグリーンのアースカラーのガルバリウム鋼板を使った落ち着いたデザイン。玄関周りは板張りと木目調の玄関ドアにして、木のぬくもりを感じさせます。シャープな建物のラインが青空に良く映えています。
落ち着いた雰囲気の玄関
手洗い器や塗り壁調の壁紙、正面にある大き目のニッチ収納など、オーナー様のお好みの和テイストに演出され、とても落ち着く雰囲気です。
LDK
キッチンは、カウンターが設置され、お子さまの勉強スペースになります。リビングは、壁掛けのテレビを設置。テレビボードはなく、角の可動棚に、家電や音響機器のコード類がひとつにまとまっています。すっきりとした見た目で、管理もしやすく便利ですね。
オーナー様が設置されたウッドデッキ。
リビングとお庭、和室をつなぎます。
2階
4畳の仕事部屋(書斎)があります。折り上げ天井を取り入れることで、空間を広く見せています。屋根裏のスペースを有効活用したロフト(6畳)も付いています。窓からの見晴らしがとても良いです。
ここでは紹介しきれない、お家のこだわりポイントはぜひルームツアー動画をご覧ください。
そして、お住まいの一角が「防音室」になっています。オーナー様のご趣味がドラム演奏ということ、そして家を建てるなら防音室をつくりたいという長年の夢があったということで、「夜中でも音が外に漏れない部屋」を希望されていました。
どんな防音室なの?
防音室の広さは12畳、建屋としては14畳あります。ピアノやドラムを置いてもまだ余裕のある広さです。また天井も高いです。壁は、吸音材と音を反射する板を組み合わせた設計となっており、2畳分が防音壁となっています。
ご家族や音楽仲間の皆さんで音楽を楽しめる空間づくりをテーマに、収容人数を考えてこの広さとなっています。また、オーディオ鑑賞するための場所にもなっており、夜にはお酒を持ち込んで、ゆったりと音楽鑑賞する、上質な趣味空間にもなっています。
仲間の皆さんと演奏を楽しまれています。こちらの防音室は、遮音性能、音響性能だけでなく、デザイン計画、照明計画など細部までこだわったものです。
防音室前の空間は、楽器庫(楽器置き場)になっています。
玄関に近いため、器材の持ち出しもしやすい設計になっています。
ピアノやドラムを一人で好きなだけ練習するのはもちろんのこと、誰かと一緒にここでセッションをするのも楽しそうです。自宅にスタジオのような施設があるなんて、とても贅沢ですね。この防音室さえあれば、ご近所のことを気にせずに、好きな時間に好きなだけ演奏を楽しむことができます。
防音室をつくるために、
どのように進めたの?
いくつかある防音室メーカーを、オーナー様自身が調べて、その中から選んだメーカーさんと弊社が協力。オーナー様と防音室メーカーさん、弊社の3者で相談しながら進めました。
オーナー様のご要望を弊社が伺いながら、建築側から見て双方にアドバイスや中継ぎをする形で携わりました。特に電気や空調関係などで、それぞれの立場や意見を取り入れながら調整しました。防音室をつくるために、住宅本体の高さなどの調整も行っています。
オーナー様のインタビュー動画もございます。ぜひYouTubeをご覧ください。
防音室のある住まいはいかがでしたか?
注文住宅・自由設計が専門の波多野工務店だからこそ、オーナー様ご希望をかなえられたのではと思います。予算の範囲内で、家づくり全体のバランスを考えながら、ご希望の家を実現します。防音室のある家を建てたいけれど、予算的に難しいのでは…?と不安に思っていらっしゃる場合には、ぜひお気軽にご相談ください。