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2022/07/28
設計士の想い~ただいま建築中のH様邸ついて~間取りのご提案をするまで
お家づくりをするなら、誰しも
自分らしいこだわりの住まいを建てたいですよね。
そういった理想の家を実現するためには、
「設計士(建築士)」がとても重要です。
波多野工務店では、営業担当と設計士が協同して、
お客様の想いをカタチにしています。
設計士がしっかりと家づくりに関わるので、
デザインだけでなく、断熱性や耐震性、
メンテナンス性なども考えられた、
住みやすくて、かっこいい家づくりができるのです。
ただいま建築中のH様邸
今日は、H様邸について取り上げて、
設計士の想いを聞きました。
お客様の想いをどのように受け止め、
お客様の希望をどのようにカタチにしたのか、を
ぜひ知ってください。
そして、私たち波多野工務店の家づくりで
大切にしていることを見ていただきたいと思います。
お打合せを通して
優先されることは何かを確実につかみ取る
H様ご夫婦には、まずはじめに家づくりの
ご希望を「ご要望確認ノート」に記入して
いただきました。後日、記入済みのノートを
参照しながらH様ご夫婦と一緒に、
ご希望の詳細を読み取っていきました。
このときに私が注意しているのは、
一つの質問に対し2つの回答があるものや、
ご夫妻で意見が異なる曖昧な回答です。
それらを中心に、ご希望を再確認するとともに、
家づくりに対する優先順位を読み取ります。
一般的に、ご夫婦やご家族で意見の違いがあるのは
よくあることです。話し合いをしてもうまく
解決できないときは、私たちのアドバイスやご提案が
役立つ場合もありますので、
ぜひ気軽に相談していただきたいと思います。
理想の家を建てるには、さまざまな制約があります。
例えば、敷地の広さ、構造、法規制、コストなどです。
そういった面を考慮して、現実的であることを前提に、
H様ご夫婦とお打合せを重ねる中で、
住まいが日々の生活の場であることを大切にされ、
ご夫妻のライフスタイルに合った「機能性」を
最優先に求められているように感じました。
また、H様ご夫婦にお会いしたときに、
まだお若いながらも落ち着いた雰囲気を感じました。
そこで、ご夫婦のイメージに合うと考えて、
和風でモダンな外観を提案させていただきました。
これは、お打ち合わせの早い段階から
気に入っていただけ、初期の外観イメージプランを
崩すことなく、最終決定に至りました。
建築場所から考えたこと
時間が経っても古さを感じさせない家に
現場調査として、建築現場を確認しました。
そこは、築30年以上経過したと思われる、
切妻屋根(住宅で一般的な三角形の屋根のことです)の
和風住宅が建ち並んだ地区にありました。
古い街並みがつづくこの場所に、
どんな家がふさわしいだろうか、と思いを巡らせました。
街に溶け込み、
初めて目にしたときの高揚感を
少しでも長く持っていただける家に――。
そうするためには、
時が経っても、古さを感じさせない家に
したいと感じました。
道路面や開けた東面、南面のどの位置から見ても
建物が美しく見えるためにはどうしたらよいか、
凹凸の多い建物に、どのように美しく屋根をかけるか、
を深く考えました。
選択で迷ったときには
事実と希望を可視化して
※写真はイメージです。
当初は、平屋と2階建てで迷われていました。
家づくりにおいては、さまざまな場面で、
どちらを選択すれば良いのか迷うことが
多いと思います。
そんなときは、客観的な事実を整理し、
それぞれのメリットデメリットを書き出してみて、
叶えたい希望に近づけるのは
どちらなのかを考えてみると良いと思います。
2階建ては、平屋と比べコスト的な利点があること、
一方で、平屋は階段の上り下りがなく、
大怪我を負うリスクの少ないことを
ご説明させていただきました。
それを踏まえて、H様ご夫婦は
「年を重ねても、暮らしやすい家にしたい」という
ご希望があり、平屋を選択されました。
平屋建ては、敷地の広さや、予算的な条件が適うならば、
末永く快適な生活ができるので、おすすめしています。
お客様のご希望に添えて、良かったと感じました。
今回、間取りのご提案をするときの
設計士の想いをご紹介しました。
私たち波多野工務店スタッフは、
間取りや建物のデザインを考えるだけではなく、
そこで生活するお客様の想いやライフスタイルを
考慮しながら、より使いやすく居心地の良い
住まいとは何か、をずっと考えていることが
分かっていただけたと思います。
お打ち合わせのときに、わからないことや
気になることは遠慮せずにご質問くださいね。
分かりやすく、丁寧にご説明いたします。
こちらのお家は、9月5日(月)から見学会を開催いたします。
見学会の詳細はこちらです。